動画生成AI「Sora」に関する興奮は世界中に広がっており、「革命的な変化が起きるのではないか」との期待が高まっています。
しかし、Soraがいつから利用可能になるのか、また、一般公開前に先行的に試すことができるのかは多くの人が注目しているポイントです。
この記事では、OpenAIから発表された「Sora」がいつから日本で一般公開されるのかや、事前に試すことができるのかを紹介します。
OpenAI「Sora」の一般公開開始日は公表されていない
記事執筆時点で、OpenAIは「Sora」の利用開始日に関する公式な発表を行っていません。
「Sora」の性能が非常に高いため、OpenAIのレッドチーム(AIの安全性や倫理性を評価する専門チーム)がその安全な使用方法について検討を進めています。
また、クリエイターからのフィードバック収集を目的に、一部のアーティストやデザイナー、映画制作者らには先行的に「Sora」が提供されているようです。
OpenAIの社員がアクセスできるのは自然なことですが、驚くべきは、Microsoft日本法人の一部社員にもアクセス権が与えられているという噂がある点です。
OpenAIとMicrosoftが緊密に協力関係にあることを示唆しています。
OpenAIの過去の傾向から「Sora」の日本での利用開始は2024年3月予想
Soraの具体的な一般公開日はまだ明らかにされていませんが、OpenAIの過去のパターンを参考にすると、ある程度の予測が可能です。
例えば、画像生成AIの「DALL-E3」の場合、発表から約1ヶ月後に一般公開されました。この前例に基づき、Soraも同様のタイムラインで公開される可能性が高いと考えられています。
- DALL-E3発表:9月21日
- 先行ユーザー開放:9月30日
- 一般公開開始:10月20日
Soraをこれに当てはめると以下のようなスケジュールになります。
- Sora発表:2月16日
- 先行ユーザー開放:2月25日
- 一般公開開始:3月15~16日頃?
OpenAIのCTOやSora開発リーダーの発言で2024年11~12月の可能性が高い
元々は2024年3月中旬頃と予測されていましたが、その後、Sora開発チームのリーダー3人がインタビューで「Soraの一般公開日は近いうちではない」と発言し、予想よりも時間がかかっていることが判明しました。
そしてその後、OpenAIのCTOが別のインタビューで「年内には確実に、数か月はかかるかも」という発言をしました。
インタビュー内では大統領選挙の影響にも触れていることから、選挙の終わる2024年11~12月あたりが一般公開日なのではと言われています。
動画生成AI「Sora」を事前に試して利用することは可能なのか
Soraはまだ一般開放されていないため、先行的にお試しで使う方法はないのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
残念ながら、先行利用や事前トライアルのようなことはやっていません。
しかし、少し裏技的な方法を使えば、先行使用できる可能性があります。
それは、レッドチーム(AIの問題点を研究するチーム)に参加するという方法です。
レッドチームは専門家によって構成されたチームのため、誰でも自由になれるわけではありませんが、AIシステムや言語モデルに関する経験は不問としています。
教育、経済、法律、言語、政治学、心理学など、さまざまな学問の領域にバックグラウンドを持つエキスパートを集めたチームのため、自信のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
以下に申請方法を紹介します。
まずはOpenAIの公式サイトにアクセスします。
公式サイト:https://openai.com/
画面右上にある「Search」を選択し、検索窓を出します。
検索窓に「Apply」と入力して検索します。
検索結果のページで「Pages」のタブを選択すると、「OpenAI Red Teaming Network application」というページが出ますので、そこへアクセスします。
申請ページに入りますので、必要事項を入力してください。
まとめ:OpenAI「Sora」はいつから日本で一般公開されて利用できる?事前に試すことは?
- 一般公開に関して公式発表はされていない
- 2024年3月中旬頃ではと噂されている
- レッドチームに参加すれば先行利用できる
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