OpneAIから発表された動画生成AIのSoraですが、無料で利用できるのか有料での利用なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
また、商用利用の可否も気になるところです。
この記事では、Soraの利用が無料なのか有料なのか、有料の場合は利用料金がいくらなのか解説します。
OpenAI Soraは無料で使えるのか?それとも有料のみ?
OpenAIからSoraについて発表があったのは2024年2月15日です。
しかし、機能や技術面での発表のみで、正確な一般公開日や利用料金は発表されておらず、記事執筆時点では不明です。
一般公開日の予測は別の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。
Soraの利用料金は公表されておらず、どういった料金プランになるかは人によってバラつきがありますが、概ね以下の2つの予想のどららかが多いようです。
- ChatGPTやDALL-Eと同じような料金体系になる
- まったく別枠でSora専用の料金体系が新設される
予想①:ChatGPTやDALL-Eと同じような料金体系
Soraの今後の料金体系は、ChatGPTやDALL-Eの料金モデルを踏襲するという予測が多く見られます。
ChatGPTは基本無料で使用できますが、無料版では旧バージョンのGPT-3.5までしか利用できず、最新バージョンのGPT-4を使用するには有料サービスのChatGPT Plusに加入する必要があります。
画像生成のDALL-Eも同様で、回数制限はありますが旧バージョンのDALL-E2は無料で利用でき、ChatGPT Plusに加入することで、現行バージョンのDALL-E3が使えるという料金モデルです。
Soraもこのように、最新の現行バージョンはChatGPT Plusの会員のみ使えるという仕様になりそうです。
ただし、現時点でOpenAIは「Sora」という名称のみを発表しており、具体的なバージョンに関する情報は明らかにされていません。
そのため、仮にChatGPT Plus会員だけが最新バージョンを利用できるようになった場合でも、無料で利用可能な旧バージョンが存在しない可能性があり、そうなると完全に有料でのみ使えるサービスになる可能性も考えられます。
予想②:まったく別枠でSora専用の料金体系が新設される
ChatGPT Plusに内包されるわけではなく、Sora単体で別料金の設定がされるのではないかという予想もあります。
ほかの動画生成AIの料金体系で多いのが、無料・20ドル・50ドルのようにラダーを設けて、金額が上がるほど生成できる動画の本数が増えるというプランです。
OpenAIのDALL-E2も旧バージョンのため無料で使えるといっても回数制限があることからも分かるように、画像や動画の生成はサーバーの負荷が大きく、無制限に使えるようなものではありません。
そのため、既存のChatGPT Plusの金額だけでは賄いきれないのではという意見もあります。
ChatGPT Plusとは別枠でSora専用の料金プランが出るのではという予想につながっています。
現在のChatGPT PlusではGPT-4も制限が入っており使い放題ではありません。
そのため、GPT-4の制限開放も一緒に行う形でChatGPT Plusが値上げされる、もしくはChatGPT Plusの上位プランが出るといった予想もあります。
OpenAI Soraの利用料金はいくらと予想されている?
Soraの利用料金はいくらくらいと予想されているのかご紹介します。
競合とされる、「Runway Gen-2」と「Pika」の料金から見てみます。
プラン | Runway Gen-2 | Pika |
BASIC | 無料 | 無料 |
STANDARD | 12ドル | 8ドル |
PRO/UNLIMITED | 28ドル | 28ドル |
UNLIMITED/PRO | 76ドル | 58ドル |
各プランごとの生成できる動画の数や時間の制限については割愛しますが、PROやUNLIMITEDと呼ばれるようなある程度使い込む想定のプランになると、28ドル以上は必要です。
ChatGPT Plusは20ドルですので、このまま普通にSoraが使い始められた場合はかなり安く使えることになります。
しかし、Soraの性能を鑑みても40ドル以上はかかるという声もあります。
他社の料金帯を見ても30~50ドルくらいで出てきそうな気もします。
しかし、ChatGPT Plusがリリースされたときも、あまりの安さに世界が驚愕したという過去がありますので、値上がりなどなく、ChatGPT Plusのユーザーはそのまま利用開始という可能性も大いにあると思います。
OpenAI Soraの商用利用は可能なのか
Soraが一般利用開始されたタイミングで、自身のビジネスに活用しようと考えている方も多いでしょう。
そうなると気になるのが商用利用は問題ないのかという点です。
Soraに関して、利用開始日や料金など詳細は公表されていないため、商用利用の可否についてもまだ不明です。
しかし、こちらもChatGPTの傾向を考えればある程度予測は可能です。
ChatGPTは利用規約で正式に商用利用が問題ないと明言しています。
ChatGPTのアウトプットを商用利用できますか?
引用元:OpenAI Help Center
コンテンツポリシーと利用規約に従って、ChatGPTで作成したアウトプットは、無料プラン、有料プランに関係なく、転載、販売、商品化する権利を含め、あなたのものです。
Soraは料金体系は置いといても、機能的にはChatGPTに組み込まれる可能性が高く、そうなればこの規約が適応になりますので商用利用は問題ないといえるでしょう。
もしChatGPTとは別の枠組みになったとしても、Soraのみ方針がまったく違うということは考えづらいので、商用利用できるという方向性で考えておいて問題ないと思います。
まとめ:OpenAI Soraは有料?利用料金はいくらで商用利用は可能なのか
- ChatGPT Plusなら使えるという予測が多い
- 他社と比較したときに値上げや別料金新設の可能性もある
- 商用利用は可となる可能性が高い
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