OpenAIが発表した「Sora」ですが、一般公開を楽しみに待っているユーザーも多いのではないでしょうか。
そんな中、Soraの開発者がインタビューで一般公開日について言及しており、実はまだまだ先になるかもしれないことが判明しました。
この記事では、インタビューの内容を中心にSoraの一般公開日について紹介します。
OpenAI「Sora」の一般公開日は「近くない」と発言
2024年3月8日に公開された「WVFRM Podcast」の最新エピソードに、Sora開発チームのリーダー3人が出演し、Soraに関してインタビューを受けました。
もともと、OpenAIではSora自体の発表はされていましたが、一般公開までの具体的なタイムラインは発表されていませんでした。
現在のステータスとしては、OpenAIのレッドチーム(AIの安全性や倫理性を評価する専門チーム)が安全に利用できるか検証をしているのと、一部のアーティストやデザイナー、映画制作者に先行利用してもらい、改善のためのフィードバックをもらっている段階です。
発表から選考利用までのスケジュールと、DALL-E3の発表から選考利用までのスケジュールが酷似していたことから、Soraの一般公開は3月15日前後なのではと予想されていました。
この考察は別の記事で紹介しています。
しかし、開発チームのリーダーが「一般公開日は近くない」とインタビューで発言したことで、この予想が外れた可能性が出てきてしまいました。
Q. あなたはタイムラインを提供していませんが、テストフェーズにいます。公開利用フェーズになるのはもうすぐですか?
A. 近いうちにはありません。
引用元:The Rivian R2: Are We Pre-Ordering? – YouTube
OpenAI「Sora」の一般公開日がまだ先の理由
インタビューでは具体的な一般公開日については言及されておらず、一般公開されていない理由も語られていません。
しかし、フィードバックに対してまだちゃんと答えを出せていないというニュアンスの発言をしていることから、おそらくレッドチームや選考利用者からのフィードバックに対して改善に時間のかかっている箇所があるのかもしれません。
実際にソラをこのブログ投稿の形で出したが、まだ準備ができていない理由は、フィードバックを得て、これが人々にとってどのように役立つか、また、どのような安全対策が必要かを理解することです。これが今後の研究ロードマップを設定することになります。ですから、現在は製品ではなく、ChatGPTなどにはまだ含まれておらず、これを製品にする現在のタイムラインもありませんが、現在はフィードバックを得る段階です。したがって、私たちは間違いなくそれを改善し続けますが、どのように改善すべきかはまだ開かれた質問です。そして、この地平線上の技術を世界に示し、この技術がどのように役立つかについて人々から意見を聞き、安全専門家からどのようにしてこれを世界にとって安全にできるかについて意見を聞き、アーティストからどのようにしてこれが彼らのワークフローに役立つかについて意見を聞くことが、私たちのアジェンダを設定することになります。
引用元:The Rivian R2: Are We Pre-Ordering? – YouTube
SNSではアメリカ選挙に配慮して意識的に時期をずらしているのではないかという考察も出ています。
しかし、もしGeminiの発表に合わせて、全然完成していないSoraを急いで発表したということであれば、一般公開は結構先になってしまうかもしれません。
今後の動向に注目したいです。
まとめ:OpenAI「Sora」の一般公開日がまだ先になるとチームリーダーが言及
- 開発チームのリーダーが一般公開はまだ先と発言
- 一般公開に時間がかかっている正確な理由は不明
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